復旧治山工事

工事責任者:駒野
工期:平成31年1月~令和2年1月

■山腹基礎工
現場吹付法枠(セパレートショット施工併用)1,007㎡
モルタル水路工(t=70mm)633㎡
植生基材吹付工 234㎡
リモコン式無人掘削工 288㎥

■仮設工
モノレール架設 180m
敷鉄板 588㎡

現場からの一言

作業現場は、国道403号、小国トンネル(小国側)の上部に位置しています。過去に山腹崩土が流出して土砂がトンネル出口に堆積し、国道が通行止めになった経緯があるため、安全対策を検討し土石流災害防止を目的に工事が発注され施工に至りました。
法面整地工事が梅雨時期に重なり、災害の発生が懸念されることから、緊急時の体制を整え、掘削土砂の状態の点検を24時間体制で行いました。重機作業など即時対応できるように監視体制を約1か月続けました。その甲斐があり、国道が通行止めになる事なく竣工を迎えられました。
工事内容で考慮したことは、吹付法枠工にセパレートショット工法を併用して、吹付け高低差(80m)のある作業を可能にしました。また、降雪が早い地域なので、土工事にセイフティークライマー法を採用して工期短縮に繋げました。
協力会社様の迅速な現場対応により、余裕を持って現場を完了することができました。工事期間中お世話になりました地元の総代様をはじめ皆様に感謝申し上げます。